結論から言います。2026年6月、愛知県では旅行者でも使えるPayPay還元が二つ同時に走っています。ひとつは清須市が街全体で打つ「最大10%」、もうひとつは豊田市駅前のコモ・スクエアが打つ「最大20%」。数字だけ見れば20%の豊田に飛びつきたくなります。でも、ここで足を止めてほしい——還元率の高さで選ぶと、かえって取りこぼす人がいます。理由は「20%」の対象範囲にあります。名古屋を起点に、西の尾張(清須)へ向かうのか、東の三河(豊田)へ向かうのか。あなたの旅程しだいで、得する側は入れ替わります。この記事は、その判断軸を渡すための比較です。
まず一覧で要点を比べる
細かい条件は後で掘りますが、先に全体像を。どちらも住民票は不要で、旅行者がそのまま対象になります。
| 比べる軸 | 清須市 PayPay(第3弾) | 豊田・コモ・スクエア |
|---|---|---|
| 還元率 | 最大10%(PayPayポイント) | 最大20%(PayPayポイント) |
| 対象範囲 | 清須市内の対象加盟店(街全体) | コモ・スクエア(豊田市駅前)の対象店のみ |
| 1回あたり上限 | 1,000pt | 20,000pt |
| 期間あたり上限 | 5,000pt | 200,000pt |
| 期間 | 2026/6/1〜6/30 | 2026/4/1〜9/30(早期終了あり) |
| 事前準備 | 不要(対象店で払うだけ) | PayPayクーポンの取得が必須 |
| 実施主体 | 自治体(清須市) | 施設(民間・開業20周年企画) |
表の「対象範囲」の行だけは、最初にしっかり見てください。ここが、この記事でいちばん伝えたい一点だからです。
清須10%の中身——「街ぜんぶ」が対象で、準備もいらない
清須市の「最大10%戻ってくるキャンペーン(第3弾)」は、市内の対象PayPay加盟店でPayPay残高・PayPayクレジット・PayPayポイント・PayPayデビットのいずれかで払うだけ。クーポンの取得も、面倒な手続きも要りません。期間は2026年6月1日〜6月30日、付与上限は1回あたり1,000ポイント、期間中は合計5,000ポイントまで。ポイントは原則、支払い翌日から起算して30日後に付きます。
清須と聞いてピンと来なくても、信長が天下取りの足場にした「清洲城」のまち、と言えば景色が変わるはずです。名古屋駅からJRでわずか10分。名古屋観光の合間に立ち寄れる距離にありながら、城下の喫茶店、ランチの個人店、土産物店と、財布を開く場面は意外と多い。その一回一回に10%が乗ります。たばこを含む決済・クレジットカード・PayPay商品券・オンラインや自販機での支払いは対象外なので、そこだけ外して使えば取りこぼしません。対象店は支払い前にPayPayアプリの「近くのおトク」で確認できます。清須市の条件や対象店、宿の選択肢は清須市PayPayキャンペーンの詳細ページに整理しました。
豊田20%の中身——率は高いが、効くのは「駅前施設の中だけ」
もう一方の豊田市は、率が二倍の最大20%。ただし主役は自治体ではなく、豊田市駅前の商業施設「コモ・スクエア」です。開業20周年を記念した施設主催の企画で、PayPayアプリで対象のクーポンを一度取得してから、対象店で税込10円以上をPayPayで支払うと最大20%が戻ります。期間は2026年4月1日〜9月30日と長く、付与上限も1回20,000ポイント・期間中200,000ポイントと桁違いに高い。まとまった食事やまとめ買いほど、この上限の高さが効いてきます。
注意点はただ一つ、しかし決定的です。対象は「コモ・スクエア内の対象店」に限られ、豊田市内の街なか全域ではありません。クーポンを取り忘れれば、率は0%。「20%」という見出しは、この施設の中に立ったときだけ本当になります。トヨタのまちらしく、トヨタ会館や美術館を巡る拠点としての豊田市駅前で、食事と買い物をここに集約する人にとっては、文句なしに強いカードです。詳しい対象店や条件は豊田コモ・スクエアPayPayキャンペーンの詳細ページにまとめています。
結局どっちを選ぶ?——「率」ではなく「旅程」で決める
ここが本題です。私の編集判断をはっきり書きます。20%という数字だけで豊田に決めるのは早い。豊田の還元は駅前施設の中で完結する買い物にしか効かず、施設の外——観光スポット周辺の個店や食事処では0%になります。逆に清須の10%は率こそ半分でも、街全体の加盟店が対象で、クーポンの取得すら要らない。だから判断はシンプルです。
「高めの買い物を一か所でまとめる」なら豊田の20%。「街を歩いて小さな会計を何度も重ねる」なら清須の10%。たとえば豊田市駅前のコモ・スクエアで家族の食事と衣料品をまとめて2万円使うなら、20%で4,000ポイント。一方、清須から尾張をぶらりと歩き、喫茶・ランチ・土産で計5万円を細かく使うなら、10%でも上限の5,000ポイントを取り切れます。率の数字より先に、自分の財布がどこで開くかを思い浮かべてください。それが、二つのキャンペーンの正しい使い分けです。両方を一度に見渡したいときは、愛知エリアのページや2026年6月のお得カレンダーから、いま動いている施策をまとめて確認できます。
旅に重ねる——初夏の尾張(清須)と三河(豊田)
お得は、行き先を決めてから乗せるもの。順番を逆にしないのがコツです。
西の尾張・清須なら。まずは城下町の象徴清洲城へ。天主閣の見学は9時〜16時30分、入場は大人400円、休みは月曜です。そして今週末が見頃の初夏イベントがすぐ近くにあります。一宮市の尾西あじさいまつり(御裳神社)は2026年6月13日(土)・14日(日)の10〜16時。約70種8,000株のあじさいと、色とりどりの花を浮かべた手水舎(花手水)が雨の日ほど美しく映えます。城と花を見たあと、清須の街でコーヒーやランチをPayPayで——という動線が自然です。
東の三河・豊田なら。梅雨どきは天気に左右されない目的地から組むのが正解。豊田市駅から徒歩約15分の豊田市美術館は、開館10時〜17時30分(入場は17時まで・月曜休)で、雨脚が強い日ほど落ち着いて過ごせます。ただし2026年6月22日〜7月17日は展示替えで休館するので、ここを目当てにするなら6月前半までに。観賞のあとは駅前のコモ・スクエアに戻り、食事と買い物をクーポン取得済みのPayPayで20%還元——施設に集約する豊田の旅程と、この20%は相性が良いのです。
よくある質問
Q. 旅行者でも還元を受けられますか?
どちらも住民限定ではありません。清須市は対象店でPayPay決済するだけ、豊田コモ・スクエアはPayPayアプリでクーポンを取得すれば、旅行者も対象です。
Q. 清須と豊田、結局どっちが得ですか?
旅程によります。街を歩いて複数の店で少額を使うなら清須の10%(街全体・準備不要)、駅前のコモ・スクエアで高めの買い物をまとめるなら豊田の20%(上限が高い)が向きます。
Q. 豊田はクーポンを取らないと還元されませんか?
はい。コモ・スクエアの還元はPayPayアプリで対象クーポンを事前取得することが条件です。未取得だと対象外になります。
Q. キャンペーンの期間は?
清須市は2026年6月1日〜6月30日、豊田コモ・スクエアは2026年4月1日〜9月30日です。いずれも予算到達で早期終了する可能性があります。
Q. 対象外の支払いはありますか?
清須市はたばこ・クレジットカード・PayPay商品券・オンライン・自販機などが対象外です。豊田はコモ・スクエア内の対象店に限られ、施設外の店舗は対象になりません。
まとめ
愛知のPayPay還元は「率の高い豊田が正解」ではありません。豊田の20%は駅前施設の中で、清須の10%は街全体で効く。だから、決めるべきは率ではなく旅程です。名古屋から西へ向かい街を歩くなら清須、東へ向かい駅前で買い物をまとめるなら豊田。出発前に清須の詳細と豊田の詳細で対象店と上限を押さえ、支払い方法をそろえておけば、初夏の愛知の一日が少しだけ得な小旅行になります。決済の基本はPayPayの使い方もあわせてどうぞ。
出典
- 清須市「最大10%戻ってくるキャンペーン(第3弾)」:清須市公式 / PayPay公式
- コモ・スクエア PayPayポイント最大20%還元祭:とよたまちなかWEB(豊田市駅前通り南開発)
- 清洲城:清須市公式 / 尾西あじさいまつり:一宮市公式観光サイト / 豊田市美術館 公式
